2018年10月9日火曜日

広い世界で。

この数日間、頭から離れないことがある。

数日前にツイッターでフジテレビが新しい「タイキョの瞬間 〜出ていってもらいます〜」

という番組を放送したことを知った。(https://www.fujitv.co.jp/b_hp/181006taikyo/index.html)

タイトルからしてとても差別的で、同時に、東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に

収容されている、日本に移民するためにやってきた人たちの現状を聞いてきたから

日本の入管がしていることを無視して、海外から来る人に悪意を煽るような番組のタイトルにゾッとした。


私は留学生として、日本の外で勉強している。

高校の時から、チャンスと努力で、今は大学生。

こっちに住んでいる期間が長いから、もう海外に住んでいるということすら意識していない時の方が多い。

でも、ビザの問題や、その他にもいろいろ海外に住んでいるからならではの問題に日々直面する。

だけど、ニュージーランドは、日本に比べて、というか、比べ物にもならないほど、

多文化共生が成り立っているし、大変なことがあっても、救いがある。


私は、小学校には登校拒否し、6年中5年間はフリースクールに通ったり自由に過ごした。

私には、学校以外にも世界があるという、選択肢があった。

そして、デンマークや、今、ニュージーランドに住むチャンスをもらって

世界が広いことを肌で感じさせてもらっている。

どこか一つの場所で、うまくいかないことがあったり、馴染めなかったりしても

世界は広いんだから、また、新しい生活を築いていける。

もしかして、他の国に行くという選択は、自分だけの願いや選択ではなく、

国の状況や、家族を支えるため、その他いろーーーーんな理由があるのかもしれない。

でも、そんな色んな理由を含めても、世界は広いのだから、生きていける場所を見つけられる。

グローバル化にいいことがあったとしたら、これはいいことだと、私は思う。

海外で暮らすってとってもハードルが高いことのように思えるけれど、

色んな人が色んな方法で、海外に出てきている。

方法は一つではなく、絶対に叶えたいと思ったら、できることだと私は思う。



なのに、日本の入管は、本当に本当に厳しい。

年間、難民の受け入れも100人にも全く達していない。

2007年以降、入管に収容されている間に死亡してしまった人は13人、うち5人は自殺だったとのこと。

(弁護士ドットコムニュース参照:https://www.bengo4.com/kokusai/n_7782/)

たくさんの日本人が世界の国々に受け入れられている中で、

日本入管の他の国から来た人たちの扱いに

憤りを感じる。

留学生として、入管に収容されている人たちと、ある意味立場が似ているから、

その不公平さに、心が潰れる。

この番組のタイトルにも、内容にも、そうした日本に働くためや、住むために来る人たちへの

内面化された態度が現れているようで、なおさら怖い。

メディアは、人の考え方を形どる力を持っているから。



こっちでたくさんの他の国から来た留学生たちと出会う中で、

世界の多くの国が、実は多文化の中で生きていると知った。

海外の人たちを受け入れることは、文化や社会のあり方を変えられるというようなことでは全くないし

日本には、もっと多くの人を受け入れ、シェアするだけの技術と資源があると思う。

海外に旅行に行きたいとか、住んでみたいと思っている人たち全てに、

そして、そう思っていな人たちにも、海外から日本へ移民しようとする中で、

すごく大変な立場に置かれている人たちの現実を知ってほしい。

「広い世界」が多くの人たちの現実でありますように。



番組へコメントを送りたい人は→ https://wwws.fujitv.co.jp/ap2/safe/resp/PcWrite?bancode=818000130&type=resprg

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